こんにちは。
おやっ、今回は前置き無しですか村崎さん?
…コクリっ(うなづき)。
うなづきマーチ。

さて、今回はメビウス21の回送中に訪れた、富山県黒部市にある『JR 黒部宇奈月温泉駅』と、その周辺を取り上げます。
・黒部市についてはコチラ⇒黒部市ホームページ
何と、こちらの駅が開業してから、すなわち北陸新幹線が石川県の金沢駅まで延伸して、今年で10周年を迎えたそうです。

と言うか…
その間にも、北陸新幹線は金沢駅どころか今では、お隣の福井県の敦賀駅まで伸びている訳ですからねぇ。
こんなにも 時の流れが 早いとは…
などと、なぜか意味もなく五・七・五を刻んでしまう程に、あまりの刹那に憂いを隠せません。

とは言え…
この、すっかり老いぼれた我が身を思えば、それもそうかと妙に納得、ただ静かにうなづきました。
素敵なタイミング。

そして、道路を挟んだその向かいには、富山地方鉄道の『新黒部駅』がありました。
・富山地方鉄道についてはコチラ⇒富山地方鉄道株式会社
実は、次のメビウス21の回送に向け、こちらから電鉄黒部駅まで乗車する予定だったのです。
ところが、やはりと言うか日頃の行いと言うか…
もう、一向に電車が来る気配がございません。
ときに、その周囲に目を向けてみると…

とってもキュートで可愛らしい、オレンジ色のトロッコ列車が飾られていました。
そして、その後ろではちょうどタイミング良く、めらめらと燃え盛る本日の夕陽が今にも沈もうとしていました。
これぞ、まさにオレンジ色のシンクロ…べ。
そして僕は途方に暮れる。
それにしても、いっさら電車が来ないので、ここで時刻表を見てみると到着は何と、まだ30分以上も先との事でした。
「もう、越中(えぇっちゅう)の!」
いいかげん、さすがに痺れを切らして駅を後にし、あいの風とやま鉄道の黒部駅まで、トホホと徒歩で向かう事にしました。

さっそく、ひたすら黒部駅を目指し走っていると、先ほどトロッコさんと見事な演技を見せてくれた夕陽が…
「今夜、だいてやる」
と、それこそ熱いエールを送ってくれている気がして、ここで再び気持ちを奮い立たせ、ただ静かにうなづきました。
(だいてやる⇒富山弁で”おごってやる”の意)
ラストシーン。

そして、何とか無事に黒部駅に辿り着くと、ちょっと怖いくらいに駅の周囲はシーンと静まり返っていました。
それもその筈、何たる事か、ちょうど直近の電車がホームから発車した後でした。
「もう、越中に…」
つくづく、己のタイミングの悪さと心身の疲労で、ただ静かにうな…だれました。
この後の展開についてはコチラ⇒地鉄のホンキ。


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